子宝の湯

湯西川温泉 本家伴久の内風呂

子宝の湯と昔からいわれる源泉掛け流しの名湯。檜(ひのき)香る浴室内の、浴槽の造りは御影石と十和田石です。

※当館に古よりあふれ続ける湯西川温泉は、昔から「子宝の湯」として知られています。伴久敷地内に先祖伝来の「子授け地蔵」もお祭りしております。

当館内に飾られた書を書かれた井上桂月女史も、本家伴久の子宝温泉との縁がある方でいらっしゃいます。女史のお母様は昭和初期、中々御子が授からなかった時、 湯西川温泉の本家伴久に「子宝に良い温泉がある」という噂を聞かれました。そして当館に湯治として二週間程ゆっくりと滞在なさったそうです。 中々恵まれなかった御子が、なんと湯治を終えてすぐに授かられたそうで、その御子こそ井上桂月女史でいらっしいます。

その後半世紀以上がたったある日、当館大女将が偶然、日光で開催された井上桂月女史の個展で、迫力ある作品の数々に一目惚れ。是非館内に命を吹き込んで欲しいと頼みました。 館内の大きさや雰囲気に合わせて、女史が大作を仕上げていかれる中で、実は伴久の温泉がきっかけで、ご誕生されたというエピソードをうかがいます。 改めて先祖伝来の子宝温泉と、人と人のご縁に合掌せずにはおれないエピソードでございます。

子宝に恵まれたというお喜びの声は、お客様から沢山伺っております。 (これはあくまでも個人的な感想で、効果を保証するものではございませんが) 多くの方の願いが、この自然からの恵みあふれる温泉で叶いますよう、又全てのお客様の心身が癒され、健康のためにお役に立てますことを心より願っております。